三陸トレイル & トレイン

サステナブルな、みちのく潮風トレイルの冒険。 

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ローカル列車で楽しむ三陸のトレイル
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鵜鳥神楽〜神々に捧げる舞〜

鵜鳥神楽〜神々に捧げる舞〜

うのとりかぐら

太鼓と鐘、笛のリズムに合わせて、お面をつけた踊り手がテンポよく跳ねる、力強い舞。舞殿には、波に踊る2羽の鵜が描かれた赤と黄色の鮮やかな幕がかかり、大きな文字で「鵜鳥神社」(うのとりじんじゃ)と書かれています。

三陸で、何世代にもわたって、毎年演じられてきた伝統芸能。普代村「卯子酉山」(うねとりさん)山頂に本殿を祀る鵜鳥神社の神霊を移した獅子頭を権現様とする山伏神楽の一種で、清祓(きよはらい)と呼ばれる舞は、鵜鳥神楽の有名な舞の一つです。

鵜鳥神楽保存会会長の高屋敷眞作さんは「舞台をお清めするために、いつも最初にこの曲を上演しています」と話します。「お清めしてから、神様を召喚するんです」。

普代村に伝わる、国指定 重要無形民俗文化財「鵜鳥神楽」(うのとりかぐら)は、荒々しく早いテンポ、力強い舞が特徴。山の神が厄難を払う「山の神」や鯛を釣り上げる様をユーモラスに振付した「恵比寿舞」など、53演目が伝えられています。

ショーに参加する

普代村を訪れるハイカーにとって、5月に開催される鵜鳥神社の例大祭は、この演舞を観る絶好のチャンス。青森県や岩手県の沿岸から漁師たちが豊漁と航海の安全を祈願するため、鵜鳥神社に集まります。

鵜鳥神楽は、北廻り(久慈市まで)、南廻り(釜石市まで)と称して、宮古市の黒森神楽と1年交代で、三陸沿岸の村々を約2ヶ月かけて巡行しています。この廻り神楽が今日まで伝承されていることは、全国的にも極めて珍しい文化です。また、普代村の黒崎荘など、トレイル沿いの旅館での公演予約な可能なスポットもあります。

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